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DAY 15 – 港、故郷を懐かしむ

後から入居した身分であるが、バラバラの国出身の外国人が集まったこのシェアハウスでは衛生観念が自分と合わない部分というのが度々ある。

 

特に気になったのが、まな板だ。

プラスティックのまな板で、何年使っている物かは知らないがかなりの傷だらけである。
そのうえ、緑色の板面には黒や茶色の大きなシミがしっかりとこびりついている。

こういうものには雑菌が繁殖しやすい。

 

そんなわけで、今日は市街地へ買い物へ行く。
ちょうど天気もよろしい。

 

ショッピングモールへ行き、かわいらしい生活雑貨屋に入ってみれば、まな板はすぐに手に入った。
日本がほとんど見当たらないこの国だが、同じ雑貨屋で4組セットの箸も手に入れた。

欲を言えば木でできたどんぶりや皿も欲しいところだが、それらはどこを探しても見つからなかった。
この国の皿は陶器と決まっているらしい。

陶器の食器はおしゃれでカラフル。
素敵だが、引っ越しや飛行機移動を考慮すれば、食器はすべて木製が良かった。

 

あとは食器を拭くための布巾も欲しい。
これは帰りがけに近所のスーパーで手頃なものをみつけたので良い。

 

ところで、買い物をある程度終えて市街地を歩いていると、遠くに帆船らしきものが見える。
さらに向こうには大型客船の船尾らしきものも。

横浜出身、それも港で働いていた者としては気になるところだ。

一通り歩いてみれば、横浜もちょうどこんな感じだ。
とてもよく似ている。

赤レンガの建物などを見れば、故郷を思い出してうれしくなる。

港というのはどこの国も似ているものなのかもしれない。

帆船。

なにか意味のある船のようで、看板なども立っている。

大して興味がないからと読まずに帰ったことを今更後悔。

 

他にもこの港エリアには銅像が並んでいたり、観光客も多くみられた。

今度時間のある時にまた来ようと思う。