DAY 34 – 子ども向けの本を購入

本を買った。
『CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY』
あの有名な『チャーリーとチョコレート工場』である。
この物語にはご縁があって、小学生のころ学校で古い方の映画を観たことがあった。
なぜ学校で観たのかは思い出せない。
その数年後にジョニー・デップがウィーリー・ウォンカ役をしているリメイク版の映画が公開されたのでそれも観た。
実は数週間前にシャーロックホームズの本を買っているのだが、難しすぎて読み下せずに放置している。
今日はより簡単な本に挑戦しようと、子供向けの本コーナーへ行き、何気に手に取った本がこれだったのである。
不思議なご縁だなと思ったので即購入。
帰宅して1章だけ読んだが、このくらいのレベルならスラスラ読めそうだ。
本を読もうと思ったのには理由がある。
日本にいたころいくつかの英語勉強法を試したのだが、最も効果を感じたのが洋書の多読だったからだ。
もちろんその前に基本的な単語や文法は勉強していたわけだが。
Penguin Readersというレベル分けされた短い小説があって、仕事が終わると図書館に寄って1~2冊読んで帰るということをしていた。
図書館に寄るために遠回りするのが面倒になって、レベル1から3あたりまでの本を一通り読み終えたところでやめてしまったが、そのころが最も英語力が伸びた気がしていた。
学習した英文法や単語が本当の英語の中ではどう使われているのかそれがちゃんと繋がっていくのが、洋書の多読という勉強法だと思う。
ところで、仕事を開始して3日ほど経ったが、さっそく効果を実感する出来事があった。
ハウスメイトに会うといつも軽い挨拶をする。
普段は彼らの言っていることに「ん?」とか、「イェア」とか返事するばかりで、こちらからは簡単な返事を一つ二つ返すばかり。
あまり会話にならないのだが、今日は最近起こったことについて、言いたいことをすらすらと話すことができた。
こういう感覚で言葉が出てくるのは実際初めてのこと。
おそらくだが、赤ん坊がそうであるように、自分に向けて話しかけられた言葉から言語習得が始まるのだろう。
職場でひたすら自分に向けられた英語を浴びているうちに、一気に英語脳の回路が繋がり始めたのではないか。
アイルランドに来た目的がしっかり果たせる兆しが見えて嬉しい。