非奏-mixture slam-
"「壊れてしまえ」そう思った。"
生きていく中で出会うあらゆる壁に向かって、それを打ち壊すことで前に進もうとする強い意志を込めた曲。
この曲は私にとってはじめてのアコースティックギターによるインスト曲です。
ソロギターのように高尚ではないから『奏でるに非ず』=『非奏』
スラム奏法をベースに、あらゆる打撃技を、ほかの楽器やフラメンコギターから拝借してきた混ぜ物だから、『mixture slam』というタイトルが付きました。
よく聴くとフレーズの隙間に細かくギターを叩いてる。
願わくば、静かな場所で。ヘッドフォンで楽しんでいただきたい。
『抗い難い抑圧に出会った時、壁に拳を突き立てるように。』
この曲の大部分はギターのボディを叩くスラム奏法、弦をはじくスラップ奏法を織り交ぜて、ロックのように力強いリフで構成しました。
『すべてを跳ね除けて残った虚しさに、自分自身を静かに見つめ直すように。』
静かなパートはそう思って演奏しています。
自分の意思を持って生きれば、あらゆる困難に出会うでしょう。
打ち勝とうとする意志があれば、いずれ壁は崩れ去ると信じています。